管理栄養士でフードコーディネーターの菱沼未央さんと一緒に製作した、「パンとごはんと…」シリーズを詳しくご紹介しています。
「パンとごはんと…」の紹介シリーズも第二十話になりました。
今回も引き続き「リムドット オーバルプレート」の制作を依頼している「一洋窯」をご紹介します。
前回では「圧力鋳込み」についてご紹介しましたが、今回も技術についてのお話からスタートです。
焼き上がりのバリエーションをコントロール出来る技術。
3代目以降、オリジナルを作る様になりましたが、お客様の様々な要望にこたえられる様、今も日々製作の改善がされています。
たとえば、同じ形でも赤土、黒土など違う土を使ったり、見た目の風合いが変わる焼き方など、様々な工夫を凝らしてきました。
同じ型を使った商品の土を変えたり、焼き方を変えるという事は非常に難しいのですが、一洋窯はたくさんの熱心な研究と経験により、仕上がりの自由度をコントロール出来る高度な技術を身につける事が出来ました。
強度を上げる技術の開発
一洋窯のもう一つの技術は、通常の窯よりも高温で焼き締めるため、一般的には弱いと言われている土物でも他の物と比べると強度が高い物が出来ます。
しかし、高温で焼くと、仕上がりの色のコントロールが非常に難しくなります。
一洋窯は釉薬を研究したり温度管理の技術を上げるなどしてその難しいといわれる所を克服することに成功しました。
その技術があったからこそ、今回私たちがリクエストした微妙な色の「モカ」と「ネイビー」の色合いを出して頂く事が出来たのです。
一洋窯さんの研究と技術の向上によって、私たちの手元に日常使い出来る素敵な色と形のお皿が届けられているのだと思うと、なんだかとても感慨深いです。
実際使って頂くと、その扱いの良さとお料理を盛りつけた時のお洒落な見た目に、きっとハマってしまうと思います。是非お手にとってヘビーユーズしてください!