前回に続き、Ancient Potteryの製作秘話をお届けします。
2回目は窯元さんとの試行錯誤について書きたいと思います。
アイデアがしっかりと出てきた物であった分、思い通りに作り上げるのがとても大変作業でした。
試作品の写真と共にどうぞ!
沢山の窯屋さんに相談に乗ってもらい、製作した器
コンセプトが固まった後は、いつものように美濃地方に何度も足を運び、製作が可能ではないかな?と思う窯屋さんにこういう物を作りたい!と伝えみました。
そして、良いフィードバックを頂いた窯屋さんと釉薬屋さんを交えて実際色んな試作を作ってもらいました。
言いたいことは分かるけど、この土にこの釉薬は難しいよ…とか、皿は作れるけど、マグは出来ない…とか、この色なら出せるけど、希望のこっちの色は無理だな〜など、色んな壁にぶち当たりました。
見た目にはこだわりたい、レンジと食洗機は必須、出来ればオーブンも使えるようにしたい!という妥協できないポイントが、その企画の進行を妨げていました。
でも、どれもこの企画にとっては譲れない点でした。
何度も試作品を作り直して完成した器達
何度もサンプルを作り直し、色見本を作り、またサンプルを作る。。。
しばらくは、ひたすらそれの繰り返し。
そして、足りない形は型から起こし、修正を繰り返し、型を完成させ、少しずつ希望の物に近づいて行きました。
同時に、品質検査に出し、土と釉薬がレンジや食洗機、オーブンに耐えられる物なのかを調べました。
そして、発案から約9ヶ月、私たちの納得が出来る物があがってきました。
こうして書くとあっという間に感じますが、製作中はなかなか進まず、不安になる時期もあった器ですが、本当に自分達が欲しい器を作れました。
次回はロゴや箱の製作秘話をお届けします。
お楽しみに!