昨日に引き続き今日もBRICKSの誕生秘話のお話です。
BRICKSを作るにあたり、どのような所をこだわり、気をつけて作ったかをお話します。
理想の質感、使い心地、色合いを追求して
まず、BRICKSで一番こだわったところは、使い勝手の良いサイズ、形である事なんです。
デザインが良くても使いにくい器ってよくありますよね?
BRICKSはそうしたくなかったのです。
そして、素材の質感が手にとって分かる事。
シンプルで、持ちやすく置きやすい形。
この様な考えを盛り込んだ仕様書を作っていきました。
私たちの理想と希望色を仕様書に込めて、窯元に伝え、試作品製作がスタートしました。
普通の量産のお皿ではあまり使わない信楽の赤土を使う。
今回のこのプロジェクトを進めていく上で、信楽の赤土との出会いはBRICKSを製作する上でとても重要な要素でした。
これにより、BRICKSの方向性が決まったと言えます。
本来、抹茶茶碗などに使われるような高級な土でもあります。
この土を量産の器に使う事は、あまりやることではないんです。
信楽の赤土は、土の風合いがある赤色を表現することが出来ます。
土岐や多治見の赤土はもっと鉄分が多く、磁器に近いのが特徴で、磁器のように硬く、もっと黒い赤色が出てしまいます。
今回のように素朴な土感を出すには、信楽の赤土がどうしても必要でした。
何度も作り直した試作段階
「土が決まったので、あとは思い描く器を作るだけ!」なんて簡単に考えていたのですが、ここで予想外の壁にぶち当たりました。
この信楽の赤土は、他の赤土と違い、焼の温度と色の変化をコントロールするのが非常に難しい…
作家物の器なら良いのですが、量産に近い私たちの製品では全てにおいてある一定の品質が求められます。
試作段階では釉薬と土のバランスが合わなかったり、耐久性に問題があったり。。。
物によっては少し力を入れただけで割れてしまうような試作品もありました。
器は軽すぎても駄目だし、重すぎても使いにくかったり…
その辺は微妙なバランスになるように、窯元さんと考えていきました。
なかなか思い描くように出てきてくれない器達。
実は、一時はもうこのプロジェクトの器自体、製作出来ないのでは!?と思うような日もありました。
そんな中、めげずに窯屋さん、釉薬屋さんと何度も何度も話し合いと実践を繰り返し、開始から7ヶ月、やっと私たちが求めるビジュアルと実用性、耐久性を兼ね備えた物が完成しました。
こうした課程を踏んでいったBRICKSは私たちが思い描く、大好きな器になりました。
<明日はパッケージなどに込めた思いをご紹介します>
この度、Chips Online Storeでは、ご好評を頂いておりましたOnline Store限定、BRICKSのカトラリーレストを追加生産しました。
「また作って欲しい!」というお声を多数頂いたので、作っちゃいました!
もちろんオンラインストアだけの購入者様限定のノベルティです。
チップスオンラインストアでのお買い上げ
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※色はお選び頂けませんので、ご了承ください。
※また、在庫が無くなり次第、終了になります。