陶器を作るときに欠かせないのが釉薬。
釉薬には様々な物がありますが、必ずしも思い描いている物が出来るわけではありません。
その器に使う土、焼き方によって同じ釉薬でも全く違う物になってしまう事もあるからです。
今は新商品の色を選んでいます。
希望のカラーはパントーンで出したり、この色にしたいという現物があればそれを持ち込んだりします。
今回お願いしたのは、砂入りのつや消し釉薬の白と、ターコイズとブラウン。
指定した色に近づけるために、職人さんから実際に使う土に色をかけた物が送られてくるので、その中から選ぶのですが。。。
写真を見て分かるように、どれもこれも微妙な違い。
手触りや艶の出方など細かいところも見ながら色を決めていきます。
それでも、実際に上がってくるとあれ〜〜?って事もよくあるのですが、それが凄く良い方向ぶれる場合と、全然駄目な方にぶれる場合があります。
人や物との出会いと一緒で一期一会なのですw
こうして細かい作業を少しずつ重ねていく事で、皆さんのお手元にお届けできる物が出来上がるというわけです。